A 3D printed custom storage tray

Metro Plastics

3Dプリンティングで業務のボトルネックを解消した射出成形会社

産業用製品製造支援最終用途部品

Metro Plastics社は、Ultimaker S5 Pro Bundleにより常時生産を実現することで、長いリードタイムを解消するとともに、部品コストを最大90%削減しました。

Scott Adams氏は、Metro Plasticsに入社して14年になり、現在はエンジニアリングを統括しています。パデュー大学を卒業後、Delphi Electronics社に数年間勤務した後、新たな職位を求めてManufacturers Association of Plastics Processors(MAPP)社と接触しました。当時MAPP社の役員を務めていたのが、カスタムの射出成形を専門とするMetro Plastics社の社長でした。この人物と知り合った後、Adams氏はMetro Plasticsに入社し、セールスエンジニア、プロジェクトマネージャーを経て、現在はエンジニアリング部門のマネージャーとして活躍しています。

同社で働き続けている理由をAdams氏に尋ねたところ、1日として同じ日がない点が気に入っている、とのことでした。「毎日、お客様から新しい部品の注文をいただくことは、ダイナミックで刺激的なことです」とAdams氏は語ります。エンジニアとして、Adams氏は常に問題解決に取り組んでいます。

3D printed end-of-arm tooling
Metro Plastics社の当初の問題は、3Dプリントされたアームエンドツーリングにより解決された
A 3D printed quality device
Metro Plastics社は、このような品質管理器具など、数多くの3Dプリンティングの用途を発見した

リードタイムの問題を解決

Metro Plastics社は、社内の工具工場にアームエンドツーリング用の部品の製作を依頼しても完成まで時間がかかりすぎるという問題を抱えていました。工具工場に余裕があるときには1週間程度で完成しますが、繁忙期には数か月かかることもありました。

Adams氏は、以前からさらに良いソリューションがあることを知っており、積層造形について耳にしていました。Metro Plastics社には積層造形が適しているのではないかと考え始めたAdams氏は、友人であるJabil社の積層造形材料部門のディレクターのMatt Torosian氏に連絡を取りました。Torosian氏はすぐにUltimakerを勧めました。短納を短縮するという目標があったため、またUltimakerでは材料を自由に選ぶことができ、材料の選択肢が無限に広がるため、迷うことなく決定しました。

Ultimakerに決めた後、次はどのプリンターを選ぶかが問題でした。条件は、大型のビルドプレートを備え、オフィスエリアの空気の質を最大限に高めることができ、材料の交換が簡単であることでしたので、Metro Plastics社は迷うことなくUltimaker S5 Pro Bundleを選択しました。

Ultimakerプリンターは毎日稼働しています。当社では、外注する代わりに3Dプリンティングを利用することを常に考えています...

A 3D printed storage tray
リーン生産方式の「ポカヨケ」の原則に基づいて作られた、3Dプリントによるカスタムの工具収納トレイ

導入

Ultimakerの3Dプリンターが到着すると、チームは3D CADのスキルを活かし、Ultimaker CuraソフトウェアとUltimaker S5 Pro Bundle 3Dプリンターの使い方をすぐに習得しました。

Adams氏は、その日のうちにプリンターをセットアップし、部品のプリントを開始できました。

Metro Plastics社は、3Dプリンターを購入したとき、どれだけ多くの用途が可能であるかは考えていませんでした。Adams氏は当初、Ultimaker S5 Pro Bundleはアームエンドツーリングにしか使用しないだろうと考えていましたが、Ultimakerプリンターにはさまざまな用途があることにすぐに気付きました。

  • 固定具:汎用固定具と組立固定具、CMM

  • 自動化:アームエンドツーリング

  • 機器:ケースとブラケット

  • プロトタイプ:社内での設計と顧客向けプロトタイプ

「当初は、治具をプリントするのは週に1回だと考えていました」とAdams氏は言います。「しかし、実際にはプリンターは毎日稼働しています。当社では、外注せずに社内で3Dプリンティングを使うことを常に考えています。今では生産部門が、工具店やオンラインカタログから購入する前に、まず私たちに部品を作れるかどうかを尋ねてくるほどです」

Ultimaker S5 Pro Bundleを使えば、1つの部品を5ドルで即日プリントすることができます

結果

現在、Adams氏の部門では外注をほとんどしていません。Ultimaker 3Dプリンターを導入する前は、数人の工具職人が働く社内の機械加工工場ですべての作業を行っていました。「射出成形部品は、3Dプリンターでは作れません」とAdams氏は言います。「しかし、それ以外のものには、ほとんどすべてUltimakerを使っています」同社がプリンティングによく使う材料は、ナイロン素材に炭素繊維を添加したJabil社のPA4035です。この材料は高い強度を持ち、まだ部品が破損したことはありません。

コスト削減の例としては、Adams氏が作成したセンサーブラケットが挙げられます。このブラケットは、金属製の場合は約40~50ドルかかり、同社の施設に到着するまでに数日かかります。「Ultimaker S5 Pro Bundleを使えば、1つの部品を5ドルで即日プリントすることができます」とAdams氏は説明します。

Metro Plastics社はUltimakerプリンターを使用して、部品の納期を最短化し、コストを最小限に抑えることで、射出成形部品を迅速に顧客に届けています。根っからのエンジニアであるAdams氏は、さらに多くの問題を解決する方法を見つけ、顧客の問題だけでなく自分のチームの問題も解決できるようになりました。

A 3D printed packaging nest
部品の整理に役立つ3Dプリントされたパッケージ機構
A 3D printed sensor bracket
Metro Plastics社は、センサーブラケット部品を社内で3Dプリントすることで85~90%のコスト削減を実現した

このトピックに関するTalking Additiveポッドキャストの特別エピソードでは、エンジニアが射出成形業界でどのように3Dプリンティングを活用しているかをご紹介しています。また、以下をクリックすると、Metro Plastics社の積層造形を支えている製品の詳細をご覧いただけます。

Ultimaker S5 Pro Bundle

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