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新たな高みへ:3Dプリンティングと航空宇宙

用途

航空宇宙産業は常に進化を続けており、エンジニアや設計者は航空機の効率性、安全性、快適性、有効性を高めることに継続的に取り組んでいます。航空宇宙産業の技術を3Dプリンティングテクノロジーと併用すれば、わずかな時間とコストでそれらの目標を達成できます。ここでは、そのような取り組みを行っている業界最大手の組織をいくつか紹介します。

オランダ王立空軍

Chinook、Apache、F16など、さまざまなタイプの航空機を定期的に整備することは、大変ながらも欠かせない作業です。輸送中のジェットエンジンの開口部を覆う特殊なキャップや、ヘリコプターの部品を簡単に取り付けられるようにする治具など、特注の道具をUltimakerのプリンターで製作することにより、オランダ王立空軍では、よりスマートかつ迅速な作業が行えると同時に、すべての航空機を最高のコンディションに維持できています。

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「第5世代の空軍への移行は、そのうちではなく、今現在、その変革の一端を担えると認識している人たちでなければ実現できません」と、空軍が使用する製造技術に重点を置いて取り組むAmbition Innovation Results(AIR)部門のメンバー、Bas Janssen氏は語っています。「積層造形を使えば今すぐに、長い学習曲線を伴うことなく、いろいろなことが実現できることをUltimakerは気づかせてくれます。3Dプリンティングのソフトウェアとハードウェアは現在、実際にアイデアを形にできる段階に来ています」

British Airways

2019年12月に、British Airways社はさまざまな用途での3Dプリンティングの試験運用に着手しました。部品は空港内で作られるようになるので、サプライチェーンが加速し、輸送中に発生する排出量が低減します。同航空会社の技術者たちは、3Dプリンティングを利用してトレイテーブル、カトラリー、手荷物用コンテナのほか、操縦室のスイッチ類や航空機の外郭まで作れると考えています。

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British Airways社のイノベーション責任者、Ricardo Vidal氏は、プレスリリースで次のように語っています。「当社は世界中のスタートアップやイノベーションパートナーと連携し、ターンアラウンド時間を短縮する人工知能から生体認証まで、空港でシームレスな顧客体験を提供するのに役立つ最新テクノロジーを調査、導入しています」。「3Dプリンティングの導入によって当社はさらに一歩前進し、今後も航空会社のイノベーションの最前線に立ち続けることができます」

3Dプリンティングを導入することで、より持続可能な将来への可能性が高まります。同航空会社によれば、3Dプリンターでは、従来の製造方法で作られたものと同等の強度と耐久性を備えながら、最大で55%軽量化した部品を製作できます。民間航空機の軽量化により、航空機が寿命を終えるまでに1キログラムあたり最大25トンのCO2排出量を削減できることから、この統計値は注目に値するデータと言えます。

KLMオランダ航空

航空ブロガーのSam Chui氏は、KLMオランダ航空のエンジニアリングセンターを訪れた際に、3Dプリンティングを利用して再生材料から機能部品を製作する現場を目にしました。同航空会社が運営している8か所のイノベーション拠点では、より迅速かつ安全で、永続性のあるプロセスや結果が得られるように、エンジニアリングやメンテナンスに3Dプリンティングを活用しています。KLMのエンジニアは、1週間の試用期間中に、同社の業務に使用されたPETプラスチックの廃棄物で、150キログラムの3Dプリンティングフィラメントを作りました。このフィラメントはその後、エンジンブレードのファンカバーなどの部品を作るために使用されました。

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