PVA filament on Ultimaker 3D printer

3Dプリンティングのヒント:PVA材料の保管方法

用途

PVAサポート材料は、複雑な形状や空洞、オーバーハングのある造形物を3Dプリントする際に使用されます。PVAは、3Dプリント中にモデルの形状をサポートし、その後、水に溶けてなくなります。しかし、PVAは湿気に敏感であるという化学的性質を持つため、保管している間に品質が低下することがあります。ここでは、最高の結果が得られるように、PVA材料の保管とケアの方法をいくつか紹介します。

UltimakerのPVA材料は、他のPVAフィラメントに比べて湿気に強く設計されていますが、それでもやはり適切な方法で保管することが重要です。

PVAスプールの保管方法

PVAを最適な状態で保管することは、高品質な3Dプリントを実現するうえで欠かせないことです。保管方法が不適切だと、PVAは周囲の湿気を吸収したり(柔らかくなったり、しなったり、粘り気が出たりします)、乾燥しすぎたり(脆くなります)して、押し出しの問題やプリント品質の低下が生じる可能性があります。

湿気による問題が発生すると、PVAフィラメントに水分による気泡が生じ、プリント時にポコポコとした音が鳴ることがあります。プリントの品質が低下し、PVAサポートの層が劣化すると、プリントが失敗する可能性が高くなります。また、BB print coreの目詰まりの原因にもなります(print coreの目詰まりの解消方法については、こちらをご覧ください)。

PVA Ultimaker 3
正しくプリントされているPVA。PVAが損傷を受けていると、変色して見えたり、プリント時に層の接着性が悪くなったりする

問題を回避する最良の方法の1つは、不使用時にPVAを密閉容器に保管することです。Ultimaker PVAをお持ちの場合は、まず、元のパッケージに含まれていた再密封可能な袋と乾燥剤を再利用することをお勧めします。これだけで、材料を良好な状態に保つことができます。

Ultimaker S5でPVAを頻繁に使用するのであれば、アクセサリーのMaterial Stationがお勧めです。これは、材料を最適な状態で保管するための独自のソリューションです。容量6スプールのチャンバーが、相対湿度を常に40%以下に保つよう環境を制御します。そのため、DIYでドライボックスを用意する必要がなく、プリンターの操作にかかる時間も短縮されます。

Ultimaker S5 Material Station composite-ready prefeeder
PVAなどの材料を入れたUltimaker S5 Material Station

一部のサードパーティメーカーは、フィラメント専用の収納ボックスなどのソリューションを提供しています。また、手持ちの別のタイプの密閉容器を使用することもできます。

PVAの保管に最適な温度は0℃〜30℃で、保管場所の推奨相対湿度は50%以下です。また、日光を避けて保管することをお勧めします。

PVAの品質が低下した場合

PVAが吸湿した場合でも、再度乾燥させることは可能です。

PVA on build plate
Ultimaker 3ビルドプレート上でのPVAフィラメントの乾燥

フィラメントを乾燥させる最も簡単な方法は、Ultimaker 3Dプリンターの加熱式ビルドプレートを使用することです。ダンボール箱(Ultimakerフィラメントの梱包箱など)の中にスプールを入れてビルドプレートの上に置き、55℃に加熱して、フィラメントが乾燥するまで数時間待ちます。

しかし、諺にもあるように、予防は治療に勝ります。

Ultimaker S5 Material Stationは、お近くの販売代理店でアクセサリーとして販売されています。また、Ultimaker S5 Pro Bundleの一部としても販売されています。

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