Beginner’s guide to 3D printing with PP

PPを使用した3Dプリンティングの初心者向けガイド

用途

PP(ポリプロピレンとも呼ばれる)は、Ultimakerが提供する材料の中でも最新の材料です。世界で最も使用されているプラスチックの1つであるにもかかわらず、PPは3Dプリンティングに使用するのが難しい場合があります。Ultimakerの最適化されたPPフィラメントと以下の役立つヒントを基に、この材料の可能性を探求しましょう。

それでは、PPの特長とは何でしょうか。PPには、価値ある特性が多数あり、そのことからPPは汎用性の高い材料となっています。おそらく最初に挙げられるのは、その卓越した耐疲労性と靭性です。PPは繰り返し曲げられても形状や機能を失うことはなく、破断することはほぼ不可能なため、3Dプリンティングによる実物そっくりのヒンジを製作するうえで、素晴らしい選択肢となります。

ボトルのキャップのヒンジを考えてみてください。おそらくポリプロピレン製です。優れた耐薬品性と耐水性も備えたPPは、液体を保存する容器の製造に広く用いられています。ただし、Ultimaker 3Dプリンターは食品に使っても安全であるように設計されていないため、食品や飲料用の3Dプリント製品はお勧めしません。

最適なPP成果物の作成方法

ボトル、ノズル、キャップの3点からなる容器を、PPを使用して3Dプリントし、どのように最適な結果を得たのかを見てみましょう。

成果物のボトル部分には、Curaの特殊モードの1つである滑らかな外側輪郭を使用しました。このモードでは、別個の層でモデルを造形するのではなく、ノズルが単一の連続層を印刷しているかのようにノズルを移動させながら、ビルドプレートを徐々に下に移動させます。

この「らせん」効果により、PPボトルが1つの連続した動きで造形されるため、継ぎ目が生じることはありません。

Ultimaker Cura PP model
PP bottle printing

壁が薄く単層なのは、PPの特性を生かして、ボトルを曲げやすく、つぶせるようにするためです。

完全密閉のモデルが必要な場合には、1か所か2か所からわずかな漏れがあることが分かれば、はんだごてで修復することができます。あるいは、水密性をより信頼性の高いものとするには、モデルをやや厚めの壁で印刷します。

これは、Curaでこのモデルに使用した唯一のカスタム設定です。ボトルに関するその他のすべての設定やノズルとキャップのプリントには、PP用の微細(Fine - 0.1 mm)の品質プロファイルを使用し、残りはCuraに任せました。

PPでプリントすると、Curaによって、他の材料に比べてはるかに大きな縁がモデルの周りに作成されていることが分かります。これは、ビルドプレートの接着を助けるためであり、後でハサミやナイフで取り除くことができます。最良の結果を得るには、ビルドプレートに接着シートを使用することもお勧めします。

PP bottle 3D printed in Ultimaker 2+
PP Polypropylene 3D print

PPでプリントできるもの

PPは、幅広い用途に使用することができ、世界中のエンジニアや製造業者に人気があります。柔軟性と耐久性に優れ、耐薬品性、耐水性、電気抵抗性も兼ね備えており、PPは非常に実用的な材料となっています。

そのため、PPで作成する予定の造形物についてアイデアを構想中であれば、その時点でUltimaker 3Dプリンターを使用して同一の材料でプロトタイプを作成できます。

UltimakerのPPを使用してプリントをお試しいただき、以下のコメントで、ヒントやご経験をお聞かせください。

PPを使用したプリンティングに関する完全なガイドについては、リソースセクションにあるマニュアルをお読みください。

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