Assembly bosebuild

BOSEbuild:3Dプリントした部品によって設計およびテストフェーズを加速

コンシューマー製品製品開発

BOSEbuildチームが次の自作キット製品であるBOSEbuildヘッドフォンの設計に着手したとき、シームレスで迅速なプロトタイピングプロセスが不可欠であることを認識していました。オフィスにUltimaker 3Dプリンター設置したことで、生産前のテストフェーズに欠かせないヘッドフォンの一部を設計およびプリントできるようになり、反復設計を社内で行うことで時間と費用を節約できました。

BOSEbuildのセールス&マーケティング部門長であるJoe Titlow氏は、10年以上にわたって3Dプリンティングの経験を積んでおり、プリンティングプロセスにおいて使いやすさと信頼性が重要であることを深く理解しています。既にUltimakerプリンターを使いこなし、その信頼性を高く評価しているTitlow氏は、コストをかけずに早期に完了させる必要のあるプロジェクトで常に頼りになる手段としてUltimakerプリンターを活用しています。

BOSEbuild Speaker Cube
BOSEbuild Speaker Cube

小規模チームで構成されたBOSEbuildの目標は、高品質で耐久性に優れた教育現場向け製品を作り出すことにより、親会社のBOSE社にとっての新たな販路を生み出すことです。BOSEbuildは、子供たちにスピーカーの仕組みを科学的に探るきっかけを与えるBOSEbuild Speaker Cubeで成功を収めた後、音波、マイク、耳の健康という概念を学ぶためのBluetoothヘッドフォン自作キットの設計と製作に着手しました。

迅速な製品テストのためのプロトタイピング

Titlow氏によれば、このヘッドフォンの製品化の過程で問題になったのは、ダミーヘッドで使い勝手と音響調整をテストするためのヨークのプロトタイプを製作する傍ら、マーケティング調査を実施してターゲット顧客からフィードバックを得るために着用可能なヘッドフォンも提供しなければならなかったことでした。マスター部品の製作にはBOSE社のプロトタイピングサービスを利用しましたが、初期バージョンのBOSEbuildヘッドフォンが工場から戻ってきたとき、イヤーカップに取り付けられるヨークがありませんでした。そこで活躍したのが、Ultimaker 3Dプリンターです。

Yoke Prototypes
ヨークのプロトタイプ、左側がUltimaker 3Dでプリントしたもの

Ultimakerの製品は、異なる6色のプリンティングにも簡単に対応できたので、ヘッドフォンのデザインと使いやすさについてチーム全員でテストすることが可能になりました。

Joe氏によれば、チームが短期間かつ低コストでヘッドフォンを十分にテストできたのは、チームが社内のUltimakerプリンターを利用できたからでした。外注した場合は30~40ドルの費用がかかり、3日間待つ必要がありましたが、新しいヨークの反復設計において、Joe氏のチームのUltimakerが1回プリントするのにかかる費用と時間はわずか1~2ドルと3時間でした。Ultimakerでの3Dプリンティングによって貴重な時間と費用を節約できたことから、BOSEbuildのチームは設計プロセスの完了に不可欠なその他の要素にも気を配ることができました。

BOSEbuild Headphone parts
完成版のヨークを含むBOSEbuildヘッドフォンの部品

「柔軟性と適応性に優れ、生産テストに耐えられる強度のプロトタイプを短時間でプリントできるため、早期開発に取り組む開発者が作業をスムーズに進められます」そう語るのは、BOSEbuildの主席プロジェクトエンジニアであるDarius Mobed氏です。同氏は、エンジニアリング、マーケティング、運用を担う同僚のために、毎週10個以上のヨークをプリントすることができました。頭の動きに合わせて完全に機能する柔軟性を備えたヨークを使用できたことで、アプリチーム、ファームウェアチーム、音響チームは、必須の試験運用を完了させることができました。

好奇心の刺激

Titlow氏は、プロトタイピングと教育プロジェクトの合間にも、Ultimakerプリンターは、ピーク時には一日中稼働する場合があると語ります。Ultimakerプリンターは、プロトタイピングだけでなく、子供たちに磁場について教えるための特別な展示品を製作するために使用されています。Ultimakerで作られたプラスチック部品は、発表で展示するマグネットの固定用の留め具やホルダーとして使用されています。このように、BOSEbuildでの3Dプリンティングの用途はさらに広がっています。

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Magnets 3D printed display
3Dプリントした部品を使用したマグネットの展示状況
Magnets 3D printed parts
Ultimakerでプリントした部品を使用した、別のマグネットの展示品

BOSEbuildは、好奇心を刺激して探求と発見の学習環境を育むことを目標に、質の高い製品の設計と製造を継続しています。耐久性にも注力しており、子供たちが大人になっても大切に使い続けられる製品になっています。BOSEbuildチームは、次の教育用自作キットのプロトタイプを製作する際にも、今後の展示に使う3Dプリンティング部品を製作する際にも、Ultimakerプリンターを利用して、必須のテストフェーズと設計フェーズに耐えられる部品を製作できると認識しています。

3Dプリンティングが設計プロセスにメリットをもたらす仕組みについて、詳しくは以下のリンクから類似する事例をご覧ください。

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